おやつは子供さんにとっては栄養源でもあり、また精神的にも重要ですので食べないわけにはいきません。ただ、食べ方は工夫してくださいね。甘いものは一度にまとめて食べればむし歯になるリスクが一気に減ります。
決まった時間に与え、寝る前などには与えない
というのは、甘いものを食べるとお口の中が酸性になって歯が溶け始めます。時間がたてば中性に戻りますが、中性に戻る前にまた甘いものを食べてしまうと、再び酸性になり歯が溶けだすのです。
上の図では、赤くぬりつぶされて脱灰と書いてある部分が歯が溶けだすところです。
また、虫歯を予防するために食べた後はすぐ歯みがきをしましょう。うがいだけでも効果はあります。
また、甘いものの食べすぎは、食欲を減らしてしまう上に、糖分のとりすぎで栄養のバランスがくずれてしまいます。
3歳未満のこどもには、チョコレート、キャンディなどはなるべく食べさせないようにしましょう。一度味を覚えてしまうと食べたがります。食べたことがないと欲しがりません。
低年齢児の味覚はまだ未発達なので、この時期に甘すぎるものを与えると甘党の子供を作ってしまいます。それだけではなく、野菜などの味がよくわからなくなり、好き嫌いも多くなってしまいます。
将来、大人になってからも偏食・小食・肥満の原因になります。3歳くらいまでに甘い物好きにしてしまわないように気を付けてくださいね。
子供の成長期にはエネルギー消費が多く、3度の食事だけでは十分な栄養を摂取できないことがあります。
そのため、おやつは不足しがちな栄養素を補い、エネルギーを供給する重要な役割を果たします。
健康的なおやつを選ぶためのポイントは以下の通りです。
食事だけでなくおやつにもバランスの取れた栄養素が含まれていることが重要です。
例えば、フルーツ、ヨーグルト、全粒穀物などは、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富です。
加工食品やスナック菓子は、砂糖や塩分が多く含まれていることが多いため、控えるようにしましょう。
特に小さな子供には、自然な甘さの果物や無糖のヨーグルトなどがおすすめです。
おやつの量は、子供の年齢や活動量に応じて適切に調整する必要があります。
過剰に与えると、食事の時間に食欲が減って食事を残すことになり、栄養バランスが崩れる原因となります。
おやつの時間も、規則正しく設定することが大切です。
おやつの時間を決めておくことで、子供の生活リズムが整い、食事前におやつを食べすぎることがなくなります。
一般的には、午前と午後の2回が適切です。
子供がおやつの時間を楽しめるようにすることが重要です。
親子で一緒におやつを作ったり、食べたりすることで、食事のマナーや食べ物の大切さを学ぶ機会にもなります。
食事の直前におやつを与えると、食事の時間にお腹がいっぱいになってしまうことがあります。
食事の1時間前にはおやつを控えるようにしましょう。
お祝い事や特別な日には、少し特別なおやつを用意するのも良いでしょう。
しかし、この場合も健康を意識することが大切です。
手作りのおやつは、砂糖や油の量を調整できるため、市販のおやつよりも子供の身体にとって健康的な選択肢となります。
例えば、フルーツたっぷりのゼリーや、砂糖控えめのクッキーなどがおすすめです。
特別なおやつの日でも、バランスを考えて他の食事との調整を行いましょう。
例えば、特別なおやつを食べる日は、食事での炭水化物や糖質を少し減らすなどの工夫が必要です。
アレルギーを持つ子供には、特におやつ選びに注意が必要です。
市販のおやつを購入する際は、必ず成分表示を確認し、アレルゲンが含まれていないかを確認しましょう。
アレルギーを持つ子供には、手作りのおやつが安心です。
アレルゲンを避けたレシピを参考に、安全で美味しいおやつを手作りしましょう。
子供のおやつは、楽しさを追求しながらも、健康を考慮した選び方をすることが大切です。
バランス良く栄養を摂り、砂糖や塩分を控えて、適切な量と時間で与えることが、子供の健やかな成長に繋がります。
親子で一緒に楽しみながら、毎日のおやつタイムを過ごしましょう。
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9:00〜13:00 |
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14:00〜20:00 |
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