今回は「歯列矯正で失敗しない!歯科医院の選び方」について書いていきます。
▼歯列矯正の失敗例・副作用はこちらでまとめています。
https://matsumoto.or.jp/toothteeth/orthodontics-failure/
失敗しない歯科医院の選び方4つ
歯列矯正を行っている歯科医院の見極め方をご紹介します。
- 歯列矯正を専門に行っている医院か
- 歯列矯正の認定医がいるか
- 悩みや相談をしっかり聞いてくれるか
- 精密検査を行っているか
1. 歯列矯正を専門に行っている医院か
歯科医院には、「一般歯科医院」と「専門医院」があります。
一般歯科医院とは
一般歯科医院は虫歯治療など、一般的な治療を幅広く行っていると考えて良いでしょう。中には入れ歯に力を入れていたり、歯周病治療に力を入れていたりさまざまです。これらは実際に行くか医院のホームページから判断するしかありません。
幅広く治療を行っているので、一般的な治療や検診を受けるのに適しているでしょう。いわゆる「町の歯医者さん」ですね。かかりつけ歯科として通うのも良いでしょう。
しかし歯列矯正など専門的な治療を受けたいとなると、場合によっては対応が難しいこともあります。矯正歯科専門医院に比べると、技術だけでなく材料や器材などにも限界があるからです。
矯正歯科専門医院とは
矯正歯科専門医院では、当然ですがさまざまな治療を幅広く行っている一般歯科医院よりも圧倒的に経験・症例数が豊富です。さまざまなパターンの歯並びやかみ合わせの悩みに対応してきたでしょう。また矯正歯科専門医院であるがゆえ、そろえている材料や器材も豊富でしょう。
ゆえに矯正歯科専門医院であるかどうかというのは、歯列矯正をする上で歯科医院選びの重要な要素となります。
2. 歯列矯正の認定医がいるか
日本では、歯科医師の免許をもっていれば誰でも歯列矯正治療を行うことができます。歯科医師の免許は、大学の歯学部(6年間)を卒業し、歯科医師国家試験に合格すれば得ることができます。
しかし大学の歯学部を卒業し国家試験に合格したからといって、一人前の歯科医師になれるわけではありません。その後も「臨床研修医」として1年間の研修期間があります。それを終えてやっと歯科医師として認められ、どの分野に進むか、矯正の歯科医師になるかなどを決めて本格的に技術を学んでいきます。
歯は赤ちゃんから高齢者まで、一生を通じて必要なもの。それを扱う仕事ですから責任も重いです。
歯列矯正の「認定医」とは
歯列矯正の「認定医」として認められるためには、大学病院などで歯列矯正の治療・技術を5年以上学び、学会発表など審査に合格する必要があります。歯列矯正の歯科医師として、最低限の知識・技術を学ぶのに必要な資格と言えます。
3. 悩みや相談をしっかり聞いてくれるか
歯列矯正を検討している場合、まずはカウンセリングを受けます。歯科に関する知識の少ない患者さんにも、わかりやすく説明してくれるかどうかは歯科医院選びの要素として重要です。
歯列矯正は数年かかるのが普通であり、歯科医院や歯科医師とは長い付き合いとなります。費用も保険がきかないため高額となります。
はじめのカウンセリングの時点で納得のいく説明が受けられなかったり、質問や相談にしっかり答えてくれない場合は注意が必要です。また歯列矯正によるメリットだけでなく、デメリットまで包み隠さず話してくれるか?これも判断基準となるでしょう。
4. 精密検査を行っているか
中には歯列矯正にかかる費用を安くするため、しっかりとした精密検査を行わない歯科医院もあります。少し費用が高額になったとしても、歯列矯正は今後数年、一生に関わることです。しっかりと治療をしてくれる歯科医院を選びましょう。
歯列矯正で失敗しない歯科医院の選び方に関するQ&A
一般歯科医院は幅広い治療を行い、一般的な検診や治療に適しています。矯正歯科専門医院は歯列矯正に特化し、経験や症例数が豊富で専門的な治療を提供します。
矯正歯科専門医院は豊富な経験と知識を持ち、さまざまな歯並びやかみ合わせの問題に対応できます。また、材料や器材も豊富に揃っており、より高品質な治療が期待できます。
カウンセリングではわかりやすい説明や質問・相談に対する丁寧な回答が重要です。歯列矯正は長い期間の治療となるため、信頼できる歯科医院との長期的なコミュニケーションが必要です。
歯列矯正で失敗しない歯科医院の選び方まとめ
「歯列矯正」などと看板を大きくかかげていても、専門知識・技術を学んでいない歯科医院が実は多いです。先述のようないくつかの判断基準を参考に、信頼し納得のいく治療が受けられる歯科医院を選べると良いですね。