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歯並び・歯列矯正

インビザラインのアライナーが浮く原因・対処法

マウスピースが浮く!対処法4選

今回は「インビザラインのアライナーが浮く原因・対処法」について解説します。

インビザラインのアライナーが浮く原因

インビザラインのアライナー

インビザラインを始めたてであったりアライナーを交換したての頃は、アライナーが歯にフィットせず浮くように感じることがあります。

インビザラインのアライナーが浮いてしまう原因はさまざまですが、主な原因は以下の通りです。

1. 歯の移動が計画通りに進んでいない

アライナーが適切に歯にフィットするためには、歯が計画通りに動いている必要があります。歯の移動が遅れている場合、アライナーが浮くことがあります。

2. アタッチメントの適合不良

アタッチメント(アライナーの保持を助ける小さな突起)が適切に機能していないと、アライナーがしっかりとフィットせずに浮いてしまうことがあります。

3. アライナーの装着時間不足

アライナーは1日22時間以上の装着が推奨されています。装着時間が不足していると、歯の移動が不十分になり、アライナーが浮く原因になります。

4. アライナーの変形や破損

アライナーが高温にさらされたり、力をかけすぎて変形や破損した場合、歯に正しくフィットせず浮くことがあります。

 

アライナーは現在の歯よりも最大で0.25mm歯が動いた形になるように設計されています。そのため、新しいアライナーをはめた時に歯にきちんとはまらず、浮くように感じるのは珍しいことではありません

注意しなければならないのは、次のアライナーへの交換が近くなってきてもまだ浮いていたり、あまりに歯にはまっていない、不安定という場合です。その場合は必ず歯医者に相談しましょう。治療計画通りに歯が動いていない可能性があります。

インビザラインのアライナーが浮くときの対処法4選

インビザライン

インビザラインが浮くときの対処法をいくつかご紹介します。

1. 装着時間を見直す

インビザラインの場合、アライナー装着時間は1日22時間以上です。マウスピース矯正ではアライナーの装着時間を確保することが重要です。忙しい生活の中でも、装着時間を守るために工夫を凝らし、装着時間を管理しましょう。

その他のマウスピース矯正の装着時間は、以下でまとめています。

これらの装着時間を守れていないと、歯が予定通り動かず、インビザラインが浮くようなことが起こります。特にインビザラインは装着時間が長いですが、守れば確実に歯並びは治ってきます。頑張りましょう。

2. アライナーチューイを噛む

アライナーチューイを噛む

チューイーと呼ばれるシリコン製の棒を噛むことで、アライナーを正しい位置にしっかりとフィットさせることができます。これを毎日数分間行うことで、アライナーの浮きを改善できます。

インビザラインを始めたてやアライナーを交換したての頃は、特にアライナーチューイが有効とされています。アライナーチューイを5分ほど噛んでから、インビザラインを歯にはめてみましょう。噛む前よりなじみやすくなるかもしれません。

3. 1つ前のアライナーに戻す

アライナーを交換したての時、インビザラインの浮くような感じがあるときは、1つ前のアライナーに戻ってみるのも手です。1つ前のアライナーをつけて2〜3日過ごすと、本来のアライナーがぴったりはまることも多いです。

早く効果を得たいからと無理に次へ進むと、かえって逆効果になることもあります。

4. 歯科医師に相談する

上記の方法どれを試してもインビザラインが浮くようであれば、すぐに歯科医に相談することが大切です。場合によってはアライナーの作り直しになることも。早めに歯科医師に相談しましょう。

浮きを防ぐための日常のケア

アライナーの浮きを防ぐためには、以下のケアが役立ちます。

食事や飲み物の際には必ず外す

熱や硬い食べ物がアライナーにダメージを与えることがありますので、必ず外すようにしましょう。

正しい装着方法を徹底する

アライナーを装着する際は、前歯から順に押し込み、しっかりと噛んでフィットさせることが重要です。

アライナーが浮くことは珍しいことではありませんが、適切な対処法を取ることで、治療の効果を最大限に引き出すことができます。気になる場合は、早めに歯科医に相談しましょう。

インビザラインのアライナーが浮く原因・対処に関するQ&A

インビザラインのアライナーが浮く原因は何ですか?

インビザラインのアライナーが浮く原因は、初めての装着やアライナーの交換時に、歯に完全にフィットしないことがあります。これは歯の動きに合わせてアライナーが調整される過程で起こる現象です。

インビザラインのアライナーが浮くのは、どのような状況で起こりますか?

インビザラインのアライナーが浮く状態は、インビザラインを初めて使用する際やアライナーを新しいものに交換した際によく見られます。歯の運動に従ってアライナーが調整されるため、初期段階でアライナーが歯に完全にフィットしないことがあります。

インビザラインのアライナーが浮く場合はどうしたらいいですか?

インビザラインのアライナーが浮く場合の対処法として、以下の方法があります。
1.装着時間をしっかり守ることで、歯の動きを促進し、アライナーがフィットするようにすることが重要です。
2.アライナーチューイを噛んで噛み合わせを調整することで、アライナーのフィット感を向上させることができます。
3.インビザラインが浮く場合、1つ前のアライナーに戻してみる方法もあります。適切なタイミングで進行することが大切です。
4.解決策が見つからない場合は、歯科医師に相談して専門家のアドバイスを得ることが重要です。

インビザラインが浮くときの原因・対処法まとめ

マウスピース

インビザラインを始めたてであったり、アライナーを交換したての頃は、アライナーが浮くように感じることがあります。お伝えしたような方法で治ることもあれば、マウスピース自体に問題があることもあります。どれを試しても浮きが治らないようであれば、早めに歯医者へ連絡しましょう。

 

監修

医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科

歯列・歯並び・ 咬み合わせのお悩みなら。マウスピース、インビザライン、裏側、小児矯正等。LINE相談可。八重歯、出っ歯、受け口の治療など得意です。大阪梅田、なんば、心斎橋、吹田、豊中、神戸にクリニックがあります。

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この記事の監修者
医療法人真摯会 まつもと歯科
理事長 歯科医師 総院長 松本正洋
1989年国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。日本抗加齢医学会 認定医。日本歯周病学会。

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