
口内炎が痛いときには食事がとりにくくなるため、食事選びが重要です。適切な栄養を摂取することで治癒を促進し、痛みを軽減することができます。口内炎を早く治したい方向けの食べ物や避けるべき食材、具体的な食事例をご説明します。
口内炎が痛い時に効く・おすすめの食べ物

口内炎が痛いときの食事はどんな食べ物を選べば良いのでしょうか?
- ビタミンB2を多く含むもの
- ビタミンB6を多く含むもの
- 鉄分を含むもの
- 亜鉛を含むもの
- 抗酸化作用のあるビタミンCを含むもの
- 水分を多く含むもの
- やわらかいもの
1. ビタミンB2を多く含むもの
口内炎ができたときにおすすめなのが、ビタミンBを含む食べ物を積極的に取ること。
ビタミンBと一言に言ってもいくつかの種類がありますが、その中でも特にビタミンB2・B6が口内炎に効果的です。ビタミンB2・B6には、皮膚や粘膜の修復を促す働きがあるため、口内炎を治すのに効果的なのです。
✔︎肉:レバー、赤身肉
✔︎魚:サバ、サンマ、ししゃも、ブリ、うなぎ、アナゴ
✔︎おかず他:納豆、卵、きのこ類、海苔、わかめ、牛乳
ビタミンB2を取りすぎても、尿中に排出されるので過剰摂取の可能性は低いです。
2. ビタミンB6を多く含むもの
✔︎肉:レバー、鶏のささみ
✔︎魚:かつお、まぐろ、鮭
✔︎おかず他:にんにく、バナナ、さつまいも
日常生活的には過剰摂取の心配はありません。ただ特定の成分のみを取ると感覚に異常が出たという報告もあります。サプリメントなどを併用する場合は、量を守って摂取しましょう。
3. 鉄分を含む食べ物
鉄分が不足すると、貧血を引き起こし、免疫力が低下することがあります。これが原因で口内炎が発生しやすくなるため、鉄分を含む食べ物を摂ることが大切です。
- おすすめの食べ物・・ほうれん草、ひじき、レバー、豆類、あさり
- 効果・・免疫力を高め、口内の健康を維持します。また、疲労回復や全身の健康維持にも貢献します。
4. 亜鉛を含む食べ物
亜鉛は、細胞の新陳代謝や免疫力の維持に不可欠なミネラルです。亜鉛が不足すると、口内炎が治りにくくなるため、亜鉛を多く含む食べ物を積極的に摂取することが推奨されます。
- おすすめの食べ物・・牡蠣、牛肉、豚肉、ナッツ類、かぼちゃの種
- 効果・・口内の傷の回復を促進し、免疫機能を強化することで口内炎の治癒をサポートします。
5. 抗酸化作用のあるビタミンCを含む食べ物
ビタミンCは、免疫力を高めるとともに、抗酸化作用により口内の炎症を抑える効果があります。また、コラーゲンの生成を助け、口内の傷の回復を促進します。
- おすすめの食べ物・・柑橘類(オレンジ、レモン、グレープフルーツ)、キウイ、パプリカ、いちご
- 効果・・酸化作用で炎症を抑え、口内炎を早く治すことに寄与します。日常的に摂取しやすい食材が多いのも利点です。
6. 水分を多く含むもの
乾燥しているものやパサパサした食べ物は、口内炎の部分やお口の中を傷つけやすいです。
魚は焼き魚よりも煮魚の方が水分を多く含むためおすすめです。野菜も炒め物より煮物や汁物で取ることをおすすめします。
7. やわらかいもの
煮物など水分を多く含むだけでなく、そのものが柔らかい食べ物、口の中でほぐれても口内炎を傷つけないようなものだとなお良いです。油を含んでいたりマヨネーズがついていたり、飲み込みやすいもの・のどを通りやすいものをイメージするとわかりやすいかと思います。
口内炎が痛い時避けるべき食べ物

口内炎の治療には、刺激物を避けることも重要です。辛い食べ物や酸味の強い食べ物は、口内を刺激して痛みを悪化させることがあるため、控えるべきです。
✔︎熱いもの
✔︎辛いもの
✔︎酸っぱいもの
✔︎固いもの
固いだけでなく弾力のあるものも注意が必要です。噛む回数が増えることで口内炎を噛んでしまうリスクが上がります。
また塩辛いものや香辛料がきいているものなど、普段はさほど刺激を感じない食べ物でも注意が必要です。口内炎が痛い時は話が別。なるべく優しいものを食べて口内炎が早く治るのを待ちましょう。
- 避けるべき食べ物・・唐辛子、柑橘類の過剰摂取、アルコール、酢を多く含む食品
- 対処法・・刺激の少ない食べ物を選び、温かすぎたり冷たすぎる飲み物も避けると、治癒が早まります。
口内炎が出来た時に刺激になる食べ物の特徴
口内炎ができた際には、食べ物による刺激で痛みが悪化したり、治りが遅くなることがあります。以下に、口内炎に影響を与える食べ物の特徴について詳しく説明します。
1. 酸性の強い食べ物
酸性の強い食べ物は、口内炎の患部に直接刺激を与え、痛みを感じやすくします。
具体例
- 柑橘類(オレンジ、レモン、グレープフルーツなど)
- トマトやトマトベースのソース
- 酢を使った料理(ピクルス、酢の物)
注意点
酸性の食品は、特に摂取時に患部がしみる感覚が強いです。ビタミンCが豊富な柑橘類は健康に良いですが、口内炎が治るまでは控えめにしましょう。
2. 辛い食べ物
辛味の成分(カプサイシンなど)は口内炎の傷ついた組織をさらに刺激します。
具体例
- カレーや辛いスパイス料理
- 唐辛子やハラペーニョ
- 辛味の強いソース(チリソース、ホットソース)
注意点
辛い食べ物を摂取すると、患部が焼けるような痛みを感じることが多いです。辛味を感じやすい食品は避け、刺激の少ない食事を選びましょう。
3. 塩分が多い食べ物
塩分が高い食べ物も、患部を刺激する可能性があります。
具体例
- 塩辛、干物
- チップスやクラッカー
- 漬物
注意点
塩分が口内炎に接触すると、しみるような痛みを感じることがあります。食べる際には塩分を減らしたり、水分を一緒に摂るなど工夫しましょう。
4. 硬い・とがった食べ物
物理的に口内炎を擦ったり傷つけたりする硬い食べ物は、治癒を遅らせる可能性があります。
具体例
- 硬いパン(フランスパン、ラスクなど)
- ナッツ類やクラッカー
- チップスやフライ
注意点
これらの食べ物は、噛む際に口内炎に当たるとさらに炎症を広げる可能性があります。柔らかい食べ物を選ぶよう心掛けましょう。
5. 温度が高い食べ物や飲み物
熱いスープや飲み物は、患部に熱刺激を与え、さらに不快感を増します。
具体例
- 熱々のスープ
- コーヒーや紅茶
- 熱い鍋料理
注意点
食べ物や飲み物は少し冷ましてから摂取し、温度を適度に保つようにしてください。
6. 甘い食べ物
甘い食品は、口内炎に直接的な刺激を与えることは少ないですが、糖分は細菌の繁殖を助けるため、口腔内の環境を悪化させる可能性があります。
具体例
- チョコレート
- ケーキやクッキー
- 糖分の多い飲み物(ジュース、炭酸飲料)
注意点
甘い食品を摂った後は、水で口をゆすぐなど口腔ケアをしっかり行いましょう。
こんな場合は病院にかかりましょう

✔︎舌にしびれやしこりを感じる
✔︎腫れものから出血することがある
✔︎腫れものと周りの粘膜の境目があいまいである
1つでも当てはまる場合は放置せず、病院へかかりましょう。口内炎ではなくがんの可能性があるからです。また口内炎があまりに痛くて食べ物が食べられないというときも、我慢せず病院で診てもらいましょう。健康にとって我慢して良いことはありません。
口内炎が治らない!どの病院にかかるべき?

舌癌が心配な場合は、歯科・口腔外科にかかりましょう。近くに口腔外科をやっているところがなければ、普通の歯科医院でも良いです。また耳鼻咽喉科や皮膚科、内科でも口内炎であれば診てもらえるようです。
まとめ

口内炎の治癒には、適切な栄養摂取と刺激を避ける食事が欠かせません。ビタミンB群やビタミンC、鉄分、亜鉛などを含む食材を意識的に取り入れ、水分を多く含むやわらかい食べ物を選ぶことで、治癒を早めることが可能です。一方で、刺激物や固い食べ物は避けるべきです。
また、口内炎が2週間以上続く場合や症状が悪化する場合は、早めに医療機関を受診しましょう。日頃の食生活を見直し、口内の健康を守る習慣を取り入れてください。