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差し歯が取れる原因とその対処法

差し歯が取れる原因とその対処法

また取れた…差し歯トラブルにお悩みの方へ

「何度も取れてしまって不安…」「また歯科に行かないと…」
そんなふうに差し歯に関するトラブルを感じている患者さんは、実は意外と多くいらっしゃいます。

差し歯は便利で見た目も自然な治療法ですが、取れる原因がある程度決まっていること、ご存じでしたか?
原因を知っておくことで、再発防止にもつながります。

このコラムでは、「差し歯が取れる原因」と「取れないための予防法」、そして「取れてしまったときの対応方法」までを、わかりやすく解説します!

放置するともっと大変なことに!

差し歯を放置

差し歯が取れたまま放置してしまうと、以下のようなトラブルが起こることがあります。

土台の歯がむき出しになり、虫歯や歯周病のリスクが急上昇
→ 特に接着剤が取れた直後は、汚れがたまりやすくなっています。

噛み合わせのバランスが崩れ、他の歯にもダメージが広がる
→ 差し歯のあった部分をかばって噛むため、他の歯がすり減ったり痛んだりしやすくなります。

見た目が気になり、会話や笑顔が減ってしまうことも…。こうした二次トラブルを防ぐためにも、取れた差し歯は早めの対応がとても大切です。

差し歯が取れる主な原因と対処のポイント

取れる原因

差し歯が取れてしまう…というトラブルは、実はよくあるご相談のひとつです。
でも、「なんで?」「そんなに弱いの?」と思われる方も多いはず。
そこで、まずは差し歯が取れる主な原因を、できるだけわかりやすくご紹介します。

よくある原因とその背景

接着剤の劣化
→ 差し歯を装着してから数年が経つと、接着剤が少しずつ劣化し、外れやすくなります。

差し歯は「専用の接着剤」でくっついていますが、ずっと永久に持つわけではありません。接着剤も時間が経てば劣化し、水分や温度の影響でだんだん接着力が落ちてしまうんです。特に5年以上経っている差し歯は、そろそろチェックのタイミングかも…!

噛み合わせのズレ
→ 不正咬合や歯ぎしりの癖があると、差し歯に過剰な力がかかり、外れることがあります。

噛み合わせがピタッと合っていないと、差し歯のある部分にばかり強い力がかかってしまいます。その結果、差し歯の土台や接着部分がダメージを受けて、少しずつゆるんでしまうこともあります。

歯ぎしり・食いしばり
→ 寝ている間の無意識の力で、差し歯の土台に負担がかかります。

寝ている間の歯ぎしりは、差し歯にとってまさに“見えない敵”!ギリギリ…と強くこすれる力が、知らないうちに差し歯の土台や接着剤をジワジワ弱らせてしまいます。

硬いものや粘着性のある食べ物
→ キャラメルやお餅、ナッツなどは差し歯を引っ張ったり、強い力が加わってしまいます。

差し歯は“自分の歯と同じように”見えても、やっぱり人工物。お餅、キャラメル、ナッツ、フランスパンなどは、くっついたり引っ張られたりする力で取れる原因になります。

土台の歯が虫歯や歯周病で弱っている
→ 差し歯は土台が命。支えている歯が健康でなければ、取れやすくなります。

差し歯は“土台となる歯”の上に装着する仕組みです。その土台自体が虫歯や歯周病でグラグラしていたら…当然、差し歯も外れやすくなります。見た目に問題がなくても、内部にトラブルが潜んでいるケースもあります。

チェックリスト:差し歯が取れやすい人の傾向

当てはまるものがあるか、ちょっと確認してみてください。
以下のうち、2つ以上当てはまる方は要注意!

差し歯を入れてから5年以上経っている
就寝中の歯ぎしりを指摘されたことがある
せんべい・ナッツ・ガムなど硬いものが好き
歯医者に1年以上行っていない
差し歯がぐらつくような感じがある
食事のときに片側ばかりで噛んでいる

↑2つ以上当てはまった方は、差し歯の接着力や土台の状態に注意が必要かもしれません!

差し歯が取れたときの対処法のポイント

「取れた!」と焦ってしまっても大丈夫。冷静に、以下の対応を心がけましょう。

差し歯は捨てずに清潔に保管
→ ティッシュや小さな容器に入れて保管し、歯科医院に持参しましょう。再装着できることもあります。

絶対に自分で接着剤を使わない
→ 市販の接着剤はお口の中では使えません。土台や歯ぐきを痛めてしまう恐れがあります。

硬いものを避け、やわらかい食事を
→ 一時的に反対側の歯でそっと噛むようにし、刺激を与えないようにしましょう。

できるだけ早めに歯科医院へ
→ 放置すると土台の歯に虫歯ができたり、差し歯が再利用できなくなってしまうこともあります。

正しいケアで差し歯がもっと長持ちする!

長持ちさせる方法

差し歯を長持ちさせるためのポイントをまとめました。

差し歯を守る生活習慣

やさしい食べ方を心がける
→ フランスパンやリンゴなどは小さく切ってから食べるようにしましょう。

硬い・粘りのある食材はなるべく避ける
→ お餅、キャラメル、ナッツは差し歯の天敵!

左右バランスよく噛む
→ 一方だけに力がかかると、そちらの差し歯だけが外れやすくなります。

ナイトガードで歯ぎしり対策をする
→ 歯科医院で作成できるマウスピースを就寝中に装着し、力の分散を図ります。

歯磨きを丁寧に行う
→ 差し歯の周りに歯垢が溜まると、歯周病や虫歯の原因に。

これらを日々意識することで、差し歯の寿命はグッと延びてくれます

差し歯トラブルを減らすためにできること

定期健診が大切

トラブルが起こっていないかを知るためには、歯科医院での定期的なチェックも、とっても重要です!

定期健診でわかること

差し歯の接着状態のチェック
土台の歯に虫歯や歯周病がないかの確認
噛み合わせや歯ぎしりの有無をチェック

目安は3〜6ヶ月に1回の健診。患者さん自身では気づきにくい不具合も、プロの目で早期に発見・対応ができます。

差し歯が取れてしまった時の正しい対処法

焦らず、以下の手順で行動してください。

取れた差し歯は捨てずに保管
→ ティッシュや清潔な容器に入れて持参しましょう。

痛みや腫れがないか確認
→ 土台の歯が露出して痛みがある場合は特に早めの受診を!

自分で接着剤を使わない
→ 市販の接着剤では逆に症状を悪化させることがあります。

なるべく早めに歯科医院へ
→ 再接着で済むケースも多いので、早期対応がカギです。

まとめ

差し歯は「丁寧なケア」でずっと快適に使える!

差し歯が取れてしまう原因は、接着剤の劣化・噛み合わせ・生活習慣など複合的なもの。でも、正しいケアと定期的な健診で、取れにくくすることは十分可能です!

やさしい食べ方を意識
ナイトガードで歯ぎしり対策
歯磨きと清潔キープ
定期的な健診で早めのチェック

この4つを意識するだけでも、差し歯の寿命はぐ〜んとアップします。「また取れた…」と落ち込む前に、ぜひ今日からできることから始めてみてくださいね。

この記事の監修者
医療法人真摯会 まつもと歯科吹田本院
理事長 歯科医師 総院長 松本正洋
1989年国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。日本抗加齢医学会 認定医日本歯周病学会

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