今回は「裏側(舌側・リンガル)矯正治療の流れ)」について書いていきます。
裏側・舌側・リンガル矯正の流れ
裏側矯正の治療の流れは、基本的には他の歯列矯正と同じ流れです。
②検査
③治療、クリーニング
④矯正装置の作成・装着
⑤定期検診・装置の調整
⑥歯列矯正終了・保定
1. 初診・カウンセリング
患者さんが抱える不安や質問について、初めてのカウンセリングでしっかりと相談することが出来ます。
内容
どのような歯並びになりたいか、どの歯列矯正方法で歯並びを治したいか、費用はいくらかかるのかなどを歯科医師と話し合います。患者さんのご希望に合わせて歯科医師が治療方針を決め、説明をしてもらいます。
- 裏側矯正のメリットとデメリット
- 装着中の不快感や発音の変化
- 生活習慣(食事や歯磨き)の影響
初診・カウンセリングのときに納得がいかなかったり、思うような答えを得られない場合は積極的に質問しましょう。裏側矯正に限らず、歯列矯正は長い期間と高額の費用がかかるもの。納得がいかないまま開始するくらいならやめていた方がいいです。
所要時間
おおむね30分程度です。
2. 検査・治療計画の詳細
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内容
レントゲン撮影や写真撮影、歯型取りなどいくつかの検査を行い、結果を歯科医師に説明してもらいます。この結果をもとに治療計画を立て、治療の経過や歯並びの変化もわかりやすくなります。
- 口腔内スキャナーやレントゲン撮影の使用
- 治療期間の見通しや、定期的な調整の頻度
- ゴールとなる歯並びや咬合の状態
所要時間
おおむね30〜40分程度です。
3. 治療、クリーニング
内容
裏側矯正に入って行く前に、虫歯や歯周病などが見つかれば必要に応じて治療を行なっていきます。あわせてクリーニングや歯磨き方法の指導も受けます。裏側矯正の装置が入ると歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病になる可能性があるからです。
所要時間
おおむね1時間程度です。治療内容にもよります。
4. 矯正装置の作成・装着
内容
治療計画をもとに、歯の状態を見ながら裏側矯正の装置をつけていきます。
所要時間
裏側矯正は歯の裏側に装置をつけていくため、装置をつけるのに1〜2時間ほどかかることもあるようです。
5. 定期検診・装置の調整
内容
裏側矯正の装置をつけたらあとは月に1回程度の通院を繰り返していきます。毎回歯の動きを確認し、状態に合わせて調整を行なっていきます。またこのタイミングで、必要に応じてクリーニングや歯磨き指導を行なっていきます。
所要時間
毎回の所要時間は30分〜1時間程度です。
6. 歯列矯正終了・保定
通院を繰り返し、歯並びがきれいに治ったら裏側矯正は終了です。歯の裏側につけた矯正装置を外していきます。
▼裏側矯正の治療期間はこちら
https://www.matsumoto.or.jp/toothteeth/lingual-cost/
また矯正装置が外れた後は、今までかかっていた力がなくなるので後戻り(元の悪い歯並びに戻る)が起こりやすい状況にあります。そのため、後戻りが起こらないよう「保定」を行います。
「保定」の期間が終了すれば、裏側矯正は完全に終了となります。ご自身の希望による定期検診以外は、通院する必要はありません。
裏側・舌側・リンガル矯正治療の流れに関するQ&A
初診・カウンセリングでは、歯並びの希望や治療方法、費用などについて歯科医師と話し合います。患者さんの要望に基づいて治療計画が立てられ、詳しい説明も受けることができます。
検査では、レントゲン撮影や写真撮影、歯型取りなどの検査が行われます。これらの結果をもとに、治療計画が立てられます。
定期検診・装置の調整では、裏側矯正の装置をつけた後、月に1回程度の通院が行われます。歯の動きを確認し、状態に合わせて装置の調整が行われます。また、必要に応じてクリーニングや歯磨き指導も行われます。
裏側・舌側・リンガル矯正治療の流れまとめ
裏側矯正に限らず、歯並びがきれいに並ぶまでには時間もお金もかかるものです。しかし歯は一生ものであり、体の一部です。個人的には、消耗品である化粧品や洋服にお金をかけるよりも圧倒的に良い買い物だと思います。