今回は「裏側(舌側・リンガル)矯正の治療期間」について書いていきます。
裏側矯正の治療期間
裏側(舌側・リンガル)矯正の治療期間は、他の方法と比べて大きな差はなく、基本的には元々の歯並びによります。ゆえに治療期間は1〜3年ほど。その間、毎月調整をしながら徐々に歯並びを整えていきます。
裏側(舌側・リンガル)矯正は装置が歯の裏側についているため、歯科医師の技術が必要とされます。そのため治療が難しい=治療期間が長くなるという意見もあるようです。
しかし歯列矯正の専門医院であったり、裏側(舌側・リンガル)矯正を得意としている歯科医院であれば、他の歯列矯正方法と治療期間に差はないと言えるでしょう。
裏側矯正の治療期間について、以下の表は症例のタイプ別に治療期間を示しています。なお、個々の症例によって異なる場合がありますので、あくまで一般的な目安としてご参照ください。
開咬
症例タイプ | 治療期間の目安 |
---|---|
軽度の開咬 | 12〜18ヶ月 |
中等度の開咬 | 18〜24ヶ月 |
重度の開咬 | 24〜36ヶ月 |
叢生
症例タイプ | 治療期間の目安 |
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軽度の叢生 | 12〜18ヶ月 |
中等度の叢生 | 18〜24ヶ月 |
重度の叢生 | 24〜36ヶ月 |
過蓋咬合
症例タイプ | 治療期間の目安 |
---|---|
軽度の過蓋咬合 | 12〜18ヶ月 |
中等度の過蓋咬合 | 18〜24ヶ月 |
重度の過蓋咬合 | 24〜36ヶ月 |
反対咬合
症例タイプ | 治療期間の目安 |
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軽度の反対咬合 | 12〜18ヶ月 |
中等度の反対咬合 | 18〜24ヶ月 |
重度の反対咬合 | 24〜36ヶ月 |
裏側(舌側・リンガル)矯正とは
歯の表側ではなく、文字通り裏側に矯正装置をつけて歯並びを治す方法です。
裏側(舌側・リンガル)矯正【こんな方におすすめ】
✔︎営業・接客など、仕事上見た目に気をつかう方
✔︎スポーツをやっている方
【おすすめな方①】矯正装置が目立つのが嫌な方
目立たないということは裏側(舌側・リンガル)矯正の最大のメリットであり、特徴でもあります。
【おすすめな方②】営業・接客など、仕事上見た目に気をつかう方
芸能人でも裏側(舌側・リンガル)矯正をやっている方がいるくらい、裏側(舌側・リンガル)矯正は装置が目立たないのが特徴です。
営業職や接客業をやっている方などは、歯列矯正の装置により仕事に影響が出る・・・という方も少なくありません。
歯列矯正の装置をつけていることを知られず、かつ確実に歯並びをきれいに治したい方裏側(舌側・リンガル)矯正はおすすめです。
【おすすめな方③】スポーツをやっている方
実はスポーツをやられている方にもおすすめできるのが裏側(舌側・リンガル)矯正です。表側矯正の場合、激しい動きやスポーツなどで粘膜が傷ついてしまう可能性があります。表側に矯正装置がついているため、粘膜に当たりやすいのです。
裏側(舌側・リンガル)矯正はそのリスクが大きく減ります。歯の裏側に矯正装置がついているため、激しい動きやスポーツでも矯正装置が粘膜に当たりにくいのです。
裏側・舌側・リンガル矯正の治療期間に関するQ&A
裏側(舌側・リンガル)矯正は、歯の裏側に矯正装置をつけて歯並びを治す方法です。文字通り、舌側やリンガル(舌の上にあたる部分)に矯正装置を配置することで、装置が見えにくくなります。
裏側(舌側・リンガル)矯正は以下のような方におすすめです。 1.矯正装置が目立つのを嫌う方 2.仕事上、見た目に気を使う営業や接客の方 3.スポーツをしている方
裏側(舌側・リンガル)矯正の治療期間は、基本的には1~3年程度です。ただし、個人の元々の歯並びによって異なることもあります。治療期間中は毎月の調整を通じて、徐々に歯並びを整えていくことになります。
裏側矯正についてまとめ
裏側(舌側・リンガル)矯正はメリットが多いですが、その分値段・費用が高くなると言えます。今後の仕事の予定や歯列矯正中の見た目など、自分が優先したいことを考えて選択していきましょう。