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虫歯治療・麻酔後の食事について

虫歯治療・麻酔後の食事についてまとめ

虫歯治療で麻酔を受けた後、麻酔が効いている間は、感覚が鈍くなることで思わぬトラブルが起きることもあります。麻酔後の食事の開始時期やおすすめの食品、避けるべき食品、さらには口内ケアや生活習慣の注意点について詳しく解説します。

麻酔が効いている間は食事を控える理由

麻酔は治療中の痛みを軽減するために使用されますが、その効果は治療後もしばらく続きます。この間、唇や頬、舌の感覚が鈍くなっているため、以下のリスクがあります。

  • 噛み傷のリスク
    感覚が麻痺している状態で食事をすると、自分で唇や頬の内側を噛んでしまうことがあります。噛む力の感覚も失われている場合、強い力で噛んでしまい、深い傷になる場合があります。お口の中の傷は治りは早いものの、しょうゆや酢などが傷にしみるため、しばらくの間は食事内容に気を付けなければならなくなります。
  • 熱いものによるやけど
    熱いスープや飲み物を口にすると、感覚が鈍っているために温度がわからず、舌やお口の中の広い範囲にやけどしてしまう恐れがあります。十分に注意しましょう。

麻酔後の食事についての注意点

食事

感覚の戻り方

麻酔後に感覚が完全に戻るまでには数時間かかることがあります。この間に無理に食事をすると、舌や頬を噛むリスクが高まりますので、食事は感覚が戻ってからにしましょう。

適切な飲み物

麻酔後は温かい飲み物は避け、冷たい飲み物を摂ることをおすすめします。これにより、感覚が戻るまでの間、口内を冷やして不快感を軽減できます。

麻酔後は柔らかい食事を

麻酔後の食事は柔らかく、噛む必要が少ないものが適しています。これにより、誤って噛むリスクを減少させることができます。

虫歯治療・麻酔後の食事はいつから?

時計

虫歯治療で使われる麻酔は、治療後1〜2時間で切れることが多いです。ゆえに虫歯治療後、1〜2時間で感覚が戻ってきたら食事を取っても大丈夫です

ただ虫歯が大きかったり麻酔の量・種類によってはもっとかかることもあります。

麻酔が切れるまでの目安時間

麻酔が完全に切れるまでの時間は、個人差がありますが一般的には以下の通りです。

  • 局所麻酔の場合・・1~3時間程度
  • 深めの麻酔の場合・・3~5時間程度

治療の際に歯科医から目安時間を教えてもらえる場合もありますので、確認しておくと安心です。

虫歯治療・麻酔後の食事に気をつけるべきポイント

虫歯治療・麻酔後に食事をすると、

✔︎粘膜を噛んだり傷がついても気がつかない

✔︎口の中を火傷しても気がつかない

といった不思議なことが起こります。麻酔が効いている=感覚がないので、けがをしても痛みを感じないのです。

そのため傷つけたまま食事をしてさらに傷つけてしまったり、出血してやっと気づくといったことが起こります。虫歯治療後、麻酔が効いている間は食べたり飲んだりしないようにしましょう。

  • 感覚が戻るまで待つ
    麻酔が効いている間は、食事を控えるのが基本です。唇や舌の感覚が戻ったことを確認してから、食べ始めましょう。
  • 柔らかいものを選ぶ
    麻酔後の歯や歯ぐきはデリケートな状態になっているため、柔らかくて消化の良いものを選ぶと負担が少なくなります。例: おかゆ、スープ、ヨーグルト、バナナなど
  • 冷たいものを優先する
    麻酔後は熱いものを避けるのが安全です。冷たい飲み物やゼリーなどが適しています。
  • 噛む際は慎重に
    麻酔後に食事をする場合、特に注意が必要なのは噛む動作です。ゆっくりと慎重に噛むことで、万が一感覚が完全に戻っていない場合でも傷つけるリスクを減らせます。
  • アルコールや刺激物は避ける
    麻酔の効果が切れる前にアルコールを摂取することは避けましょう。また、辛い食べ物や酸味の強いものも治療後の敏感な口内に刺激を与える可能性があるため控えた方が良いです。

麻酔が効いている間の注意点

虫歯治療後、麻酔が効いている間は、口の中や顔の一部がしびれて感覚が鈍くなっています。この間に無意識に唇や舌を噛んでしまうことがあり、気づかぬうちに傷ができることもあります。特に食事をする際には、麻酔が完全に切れるまで待つのが理想的です。子供や高齢者の方は特に注意が必要ですので、周囲の人が見守りながら過ごすと良いでしょう。

虫歯治療・麻酔後の食事は何がおすすめ?

食事

柔らかいもの、熱すぎないもの、冷たすぎないもの、固すぎないものなどなるべく優しいものを選びましょう

例えば主食であれば少し冷ましたおかゆやおじや、うどんなど。おかずであれば柔らかく煮込んで少し冷ました煮物など。飲み物であれば熱いコーヒーなどは避けましょう。

逆に熱すぎるものや固いおせんべい、辛いものなどは刺激になります。完全に感覚が戻るまでは避けた方が無難です。

避けるべき食品

  • 硬い食品: ナッツ、硬いパン、クラッカーなど。
  • 粘着性のある食品: キャラメル、ガム、チューイングキャンディなど。
  • 酸性食品: 柑橘類やトマトなど、歯に刺激を与える可能性があります。

推奨される食品

  • 柔らかい食品: ヨーグルト、スクランブルエッグ、スープ、マッシュポテトなど。
  • 液体食品: スムージー、ミルクシェイク、プロテインドリンクなど。
  • 冷たい食品: アイスクリーム、ゼリー、冷たいスープなど。

麻酔後の食事は慎重に行うことで、治療後の回復をスムーズに進められます。また、歯磨きやうがいは治療部位に刺激を与えないよう優しく行いましょう。特に治療後の傷口が気になる場合は、歯科医に相談することで安心してケアができます。

麻酔後の口内ケア

歯磨き歯磨き

治療が終わって麻酔がきれた後は、通常の口内ケアを行います。しかし、治療を受けた部位や周辺の歯茎は敏感になっている可能性があるため、柔らかい歯ブラシを使用し、優しくブラッシングしましょう。

うがい

治療後すぐに強くうがいをすると、血餅(血の塊)が取れてしまうことがあります。軽いうがいや口をゆすぐ程度に留めることが望ましいです。

特に抜歯後はお口のケアに注意が必要です。歯科医院で「抜歯後の注意」などのツールを渡された場合は、書いてある内容をよく読んで、指示に従いましょう。

血餅とは

血餅(けっぺい)は血の塊で、お口の中の傷を覆うかさぶたのようなものです。手や足に出来るかさぶたと同じように、傷の表面を覆って守り、治癒を促す役割があります。

麻酔後の過ごし方

リラックス

運動の制限

麻酔後は激しい運動は避けるべきです。特に治療直後は安静に過ごすことを心がけましょう。

麻酔後に運動を控える理由

麻酔後は体が完全に回復していないため、激しい運動を控える必要があります。以下の理由から、最低でも麻酔が完全に切れるまでの数時間は安静に過ごしましょう。

  1. 血流の増加による出血のリスク
    運動をすると血流が促進され、治療部位からの出血が再発する可能性があります。特に抜歯や歯ぐきの切開を伴う治療を受けた場合、血液の循環が増えることで治療部位の傷が開いてしまうことがあります。
  2. 麻酔の影響で体のバランスが崩れる可能性
    麻酔が効いている間は、感覚が鈍くなり、反射神経やバランス感覚が一時的に低下することがあります。この状態で運動をすると、転倒や怪我のリスクが高まります。
  3. 治癒を妨げる場合がある
    運動は身体に一定の負担をかける行為です。治療後の体は回復モードに入っているため、無理をすると治癒が遅れることがあります。

運動を再開するタイミング

  • 軽い運動・・治療内容に応じますが、翌日から散歩など軽い運動を再開することが一般的です。
  • 激しい運動・・ランニングや筋トレなどの高強度な運動は、治療後少なくとも2~3日は控えることが推奨されます。特に抜歯などの大掛かりな処置を受けた場合は、歯科医の指示を確認してください。

飲酒・喫煙の制限

麻酔後は飲酒や喫煙を控えましょう。これらは歯茎の血行を悪くし、治癒を遅らせる可能性があります。

  • 麻酔薬との相互作用
    麻酔薬が完全に体内から排出されるまでには時間がかかります。アルコールを摂取すると、麻酔薬の効果が増強または減弱され、思わぬ体調不良を引き起こす可能性があります。
  • 血行促進による炎症や出血リスク
    アルコールは血管を拡張させ、血流を促進します。その結果、治療部位での炎症や出血のリスクが高まります。
  • 治癒を遅らせる可能性
    アルコールの摂取は体の免疫機能を低下させ、傷の治癒を遅らせる可能性があります。

飲酒を再開するタイミング

  • 麻酔後の飲酒は、最低でも24時間は控えることが推奨されます。抜歯や歯ぐきの切開を伴う治療では、3日以上控えた方が安全です。
  • 歯科医からの特別な指示がある場合は、それに従ってください。

まとめ

麻酔後の食事は、感覚が戻るまで待ち、柔らかく刺激の少ない食品を選ぶことが大切です。また、硬い食品や熱い飲み物は避け、口内のケアも丁寧に行いましょう。

麻酔後は体が敏感な状態なので、リラックスして過ごし、激しい運動や飲酒・喫煙は控えることをおすすめします。適切な対応で、治療後の回復をスムーズに進めていきましょう。

この記事の監修者
医療法人真摯会 まつもと歯科吹田本院
理事長 歯科医師 総院長 松本正洋
1989年国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。日本抗加齢医学会 認定医日本歯周病学会

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