今回は「インプラントやブリッジにする人の割合」について書いていきます。
▼インプラントやブリッジの特徴、メリット・デメリットの比較はこちら
https://matsumoto.or.jp/toothteeth/implant-bridge-core/
インプラントの割合について
インプラントがいかに良いものか説明されても、それが本当なのか、それで実際にインプラントを入れている人はどれくらいの割合でいるのか、気になりますよね。割合として知ることで、インプラント治療をもう一度客観視することができます。
インプラントを使用している人の割合
2012年に行われた厚生労働省の調査によると、インプラントを使用している人の割合は2.6%とされています。具体的な人数に換算すると、300万人近い方が歯のインプラントを入れているということ。
300万人と聞くと多いですが、まだまだ割合的には少ないです。インプラントはメリットが多くありますが、保険がきかないため費用が高額になります。またセルフケアも難しく、インプラントを入れた後のメンテナンスも重要です。ゆえに治療期間はほかの治療よりも長いです。
歯科インプラント治療は、日本ではまだ普及率が低く、費用が高いことや手術のリスクなどが主な理由とされています。東京医科歯科大学病院のデータによると、年間のインプラント手術件数は比較的多いですが、全体的な普及率は低いままです。インプラント治療は、骨の移植手術や全身麻酔を必要とする場合があり、患者にとって負担が大きいことが選択を控える要因となっています。
インプラントを使用している人が多い年代
歯のインプラントを使用している人が、割合的に最も多かった年代は65〜69歳。
インプラント治療を行う歯科医院は年々増加していることでしょう。しかしセルフケアに対する意識も年々高まってきているように思います。そのため、インプラントを使用する人の割合が今後劇的に増える・・・ということは考えられにくいかもしれません。
インプラント治療の中で、最も重要なのは治療後の「メンテナンス」です。どんなに高級なインプラントを入れても、どんなに腕のいい歯科医師が手術をしても、メンテナンスを怠ればインプラントの周囲の歯茎に周囲炎を起こすリスクが高まります。
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ブリッジの割合について
インプラントよりも手軽に治療出来るのがブリッジです。
ブリッジを使用している人の割合
インプラントよりも手軽で身近であるブリッジ。ブリッジを使用している人の割合は全体のおよそ35%と言われています。およそ2%というインプラントに比べると、ブリッジはかなりの割合で使用されています。
厚生労働省が行なっている調査からもわかるように、現段階では歯を失ったときの第一選択肢として選ばれるのがブリッジです。
ブリッジにもメリットがある分デメリットがあります。しかし基本的には保険がきき、インプラントのような手術も必要ありません。これらの点から、インプラントよりも選ばれやすいと考えられます。
ブリッジ治療は保険が適用されるため、治療費が比較的安く、多くの患者が選択しています。東京歯科大学の情報によると、ブリッジは欠損している歯の両隣の歯を削り、連結した人工歯を被せる方法で、治療期間も短く済むため選ばれることが多いです。しかし、支えとなる歯に負担がかかるため、長期的にはこれらの歯にも影響が出る可能性があります。
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ブリッジを使用している人が多い年代
歯のブリッジを使用している人が、割合的に最も多かった年代は65〜69歳。
ブリッジは両隣の歯を支えとして使用するもの。失った歯の本数が少ない場合(1本だけなど)に適用されます。それに対して、失った本数が多い場合は入れ歯が適用されます。
インプラントやブリッジにする人の割合に関するQ&A
インプラントを使用している人の割合は2012年の調査では2.6%であり、具体的な人数に換算すると300万人近い方がインプラントを入れています。
インプラントを使用している人の中で、割合的に最も多い年代は65~69歳です。
インプラントは高額な費用や保険の適用外、セルフケアの難しさ、メンテナンスの重要性などが要因として考えられます。これらの要素が治療の選択や割合に影響を与えています。
インプラントとブリッジを使用している人の割合まとめ
✔︎ブリッジを使用している人・・・35%
比較されることが多いインプラントとブリッジですが、実際にそれらを利用している人の割合には大きな差が出ました。
利用者の割合が少ないインプラントが悪く、割合が多いブリッジが良い、というわけではありません。どちらにもメリットがあり、デメリットがあります。それにかかる費用や手間などを考慮し、インプラントとブリッジの割合には大きな差が出ているのだと考えられます。