今回は「ホームホワイトニング後の食事メニュー」について書いていきます。
目次
ホームホワイトニング後注意すべき食事
①色の濃い調味料や食材
色の濃い調味料を使った食事は控えましょう。調味料は塩を選んだり、パスタなどはホワイトソース系やペペロンチーノなど、色の薄いものを選ぶようにします。
また調味料だけでなく、緑黄色野菜やチョコレートなどそのものの色が濃い食材にも注意が必要です。
②色の濃い飲み物
色の濃い飲み物も控えましょう。炭酸飲料やスポーツドリンクは色こそ薄いですが、歯への着色を助長させる作用があります。そのため食べ合わせや飲み合わせには注意が必要です。
③イソフラボンを含む豆腐・豆乳など
豆腐や豆乳などは色が薄いですが、実はこれらもホームホワイトニング後は控えるべき。ポリフェノールは赤ワインにも含まれる、歯に着色を起こしやすいもののですが、大豆製品に含まれるイソフラボンも実はポリフェノールの一種。そのため歯の黄ばみにつながります。
④酸性度の高いもの
先述のとおり歯の表面を覆っていたペリクルが、ホワイトニング後は剥がれてしまっています。そのため酸性度の強いものは歯への刺激が強すぎるため控えるようにしましょう。
⑤ヨーグルト、ヨーグルトドリンク等
色は白色ですが、乳酸菌なので酸性度が高いです。
ホームホワイトニング後の食事メニュー例
ホームホワイトニング後の朝ごはんメニュー
✔︎色の薄いパン+ジャムではなくバター
梅干しは酸性度が高いため歯にとって刺激となります。色の濃いお漬け物や納豆なども歯に着色する原因となるので控えましょう。またパン自体は問題ありませんが、ジャム系は控えてバターを使用しましょう。
ホームホワイトニング後の昼ごはんメニュー
✔︎塩焼きそば
✔︎醤油や味噌ではなく塩ラーメン
もちろん白ご飯やパンでもOK。麺類であればトマトソースやミートソースは控え、ホワイトソース系のパスタにしましょう。ソースを使わないペペロンチーノもおすすめです。
焼きそばならソース焼きそばではなく塩焼きそば、ラーメンなら醤油や味噌ではなく塩ラーメンをチョイスしましょう。
ホームホワイトニング後の夜ごはんメニュー
✔︎塩・コショウ味付けのハンバーグ
✔︎焼肉・焼き鳥はタレではなく塩
✔︎お酒は白ワインか日本酒・焼酎
もちろん白ご飯は引き続きOK。おかずとしては白身魚などをおすすめします。
サラダを食べる場合はトマトを避け、酢を使ったドレッシングではなくマヨネーズにしましょう。多少の酢は含まれていますが、ドレッシングよりましです。
お酒を飲む場合は赤ワインだけはやめておきましょう。日本酒や焼酎、ワインなら白ワインがおすすめです。
ホームホワイトニング後は食事に気をつけるべき理由
歯の表面は、実は「ペリクル」という薄い膜に覆われています。この膜は歯に着色するのを防いだり、細菌から歯を守ってくれたりしています。
しかしホームホワイトニングを行うと、このペリクルはホワイトニング剤の作用により剥がされてしまいます。時間が経てばまた作られますが、ペリクルが出来上がるまでの間は歯の表面は着色しやすく、敏感になっています。
ペリクルがまた作られるのには、ホワイトニング後12〜48時間はかかると言われています。そのためこの間は歯の着色を防いだり、歯の表面を守るためにも食事に気をつけなければいけないとされています。
ホームホワイトニング後30分〜1時間は特に注意。食事は控えたほうが良いです。
ホームホワイトニング後、どうしても色の濃い飲食物を取りたい時は
どうしても食べたいものがあったり、お付き合いや接待で食べなければならない時があるかもしれません。
色の濃い食事をとりたい時
食事をとる前に水を一杯飲むと、多少ではありますが着色しにくくなります。歯の表面が乾燥していると着色しやすくなるので、水で湿らせることで緩和するというわけです。
色の濃い飲み物をとりたい時
どうしてもお茶が飲みたい・・・!そんな時はストローを使って飲むようにしましょう。これにより前歯の表面には飲み物が当たるのを防ぎます。
ホームホワイトニング後、色の濃い飲食物を取ってしまった時は
「歯を白くする」などと書いてある歯磨き粉を使うとより効果的です。とにかく色素が歯の表面に触れている時間を短くすることが大切です。
ホームホワイトニング後注意すべき食事・おすすめメニューに関するQ&A
ホームホワイトニング後に注意すべき食事や飲み物は、色の濃い調味料や食材(カレー、味噌、醤油、ソース、ケチャップ、トマトソースなど)、色の濃い飲み物(お茶、コーヒー、ココア、赤ワインなど)、イソフラボンを含む豆腐・豆乳など、酸性度の高いもの(レモン、わさび、からし、酢、マスタード、香辛料を含むもの)、ヨーグルト、ヨーグルトドリンクなどです。
ホームホワイトニング後に食事に気をつける理由は、ホワイトニング剤によって剥がされた歯の表面のペリクルが再生成されるまでの間は、歯の表面が着色しやすくなり、歯が敏感になっているためです。特に12~48時間の間はペリクルが再生成されるのに時間がかかるため、その期間は着色を防ぐために食事に気をつける必要があります。
ホームホワイトニング後に色の濃い飲食物を取る際の対策として、食事を始める前に水を一杯飲むことや、ストローを使って飲むことが挙げられます。水を飲むことで歯の表面が湿るため、着色しにくくなります。ストローを使うことで、飲み物が前歯の表面に当たるのを防ぎ、着色を抑えることができます。また、歯磨き粉を使って色素が歯の表面に触れる時間を短くすることも効果的です。
ホームホワイトニング後の食事についてまとめ
ホワイトニング後は食事制限が多くあり大変です。ただホームホワイトニングは毎日続けていれば、例え歯に着色してしまってもすぐホワイトニングすることができます。そういった意味でも、歯の白さを維持するのにホームホワイトニングは重要ですね。
ただ最近では食事制限なし!のホワイトニング材もあります。施術直後から飲食OK! 色の濃いものもご飲食頂けるものもあります。