今回は「歯の麻酔と時間」について解説します。
歯の治療で使用する麻酔
虫歯の治療の時に歯茎に注射する麻酔のことを「局所麻酔」といいます。歯茎に注射針が刺さる瞬間はチクッとしますので、その痛みを緩和するために「表面麻酔」という麻酔を使う場合もあります。
ここでは主に局所麻酔についてお話していきたいと思います。
歯の麻酔が切れるまでの時間
麻酔の方法によっても変わってきますが、一般的な歯の麻酔は麻酔後1〜2時間ほどで切れてきます。歯茎に埋まっている親知らず抜歯など、麻酔方法を併用した場合は3〜4時間、人によっては半日近く麻酔が切れないこともあります。
▼歯医者の麻酔の方法はこちらでまとめています。
歯の麻酔を早く切れさせる方法はある?
残念ながら、歯の麻酔を早く切れさせる方法はありません。ただどんな違和感があっても必ず切れるので、自然に切れるのを待ちましょう。
そのため、歯の治療の後はすぐに予定を入れないことです。歯の麻酔をする予定がなくても、急きょ麻酔をしましょうなんてこともあり得ます。余裕を持って来院しましょう。
歯の麻酔のあと食事ができるまでの時間
麻酔が効いている間は食事をしないようにしましょう。例えば口の中を火傷したり、頰をかんだりすると、いつもならすぐ気がつきますよね?そこに触れないように食事を続けることができます。
しかし歯の麻酔が効いている間は、感覚がにぶっています。口の中を火傷したり頰をかんだりしても気づきません。そのまま食事を続け、傷が悪化することがあります。そのため麻酔が効いている間は、食事をしないようにしましょう。
歯の麻酔が切れる前に食事をしたいときは
そのような時は、唇や頰をかまないよう十分に注意して食べましょう。また熱い食べ物や飲み物は避けるようにします。あるいは冷ましたおかゆなど、できるだけ柔らかいものであれば、お口の中をけがするリスクを下げられます。
歯の麻酔のあと授乳ができるまでの時間
歯の治療で使われる麻酔が、母乳に与える影響はほとんどないと言われています。むしろそれを心配して麻酔を避け、痛みに耐えるほうが身体にとって良くありません。
歯の麻酔後の食事、授乳などに関するQ&A
歯の麻酔が効いている間は、感覚がにぶっているため、口内の傷を気づかずに悪化させる可能性があります。そのため、麻酔が効いている間は食事を避けるべきです。
歯の治療に使われる麻酔は母乳にほとんど影響を与えないとされています。むしろ麻酔を避けて痛みに耐える方が良くありません。授乳については麻酔の影響をあまり気にする必要はありません。
歯の麻酔後の授乳に特別な注意は必要ありません。麻酔が母乳に影響を与えないとされているため、通常通り授乳を行うことができます。
歯の麻酔と時間まとめ
歯医者で麻酔をした後、授乳にはほとんど影響がありません。気をつけるべきは「麻酔が効いている間の食事」です。麻酔が効いている間はできる限り食事や飲食を避けるようにしましょう。
監修
歯科衛生士
医療法人真摯会
クローバー歯科クリニック
まつもと歯科
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