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ホワイトニング・定期健診

歯のマニキュアとは?効果やメリット・デメリット

歯のマニキュアとは?効果やメリット・デメリット

まつもと歯科 理事長・総院長 松本 正洋

ホワイトニングは、過酸化物などが歯の色素に作用することで白くなる仕組みがあります。また、歯科医院やサロン、市販の製品では使用する薬剤や効果に違いがあります。ホワイトニングのメカニズムや具体的な手順、効果を最大化するための選択肢についてご説明します。

歯のマニキュアとは?

セラミック

歯のマニキュアは、歯の表面に専用のホワイトコート剤を塗布することで、歯を一時的に白く美しく見せる施術です。この方法は、ホワイトニングのように歯の内部に働きかけて着色物質を分解するものではなく、歯の表面を物理的に覆うことで白く見せます。以下は歯のマニキュアについての具体的な特徴です。

仕組みと原理

コーティング剤は、歯の表面に薄い層を形成し、着色や黄ばみを隠します。この層は水や食べ物にある程度耐えるものの、永久的なものではなく一定期間で剥がれます。

使用される材料

歯のマニキュアには安全性を重視した材料が使用されています。歯科医院で使われるプロフェッショナル製品と市販品では成分や効果に違いがあります。

用途と目的

歯のマニキュアは、結婚式や面接、特別な写真撮影など、重要なイベントで「一時的に」歯を白く見せたい方に適しています。

歴史と普及状況

近年、美容意識の高まりと共に歯の審美ケアが注目され、歯のマニキュアもその一環として普及しています。

ホワイトニングと歯のマニキュアの違い

歯のマニュキュア

歯を白く見せる」のが歯のマニキュア、「歯そのものの色を実際に白くする」のがホワイトニングです。

効果の違い

歯のマニキュアは表面に塗料を塗るだけです。ゆえに一時的なものであり、その塗料が剥がれればもとの歯の色に戻ります。

それに対してホワイトニングは、薬剤を歯の表面から内部に浸透させ、歯そのものの色を白くします。白さだけでなく、自然透明感のある白さが実感できます。色の後戻りはありますが、歯のマニキュアのように剥がれたり、一度でもとの色に戻ってしまうということはありません。

かかる時間の違い

歯のマニキュアは1回の施術は30分程度で終わることもあります。また塗料を塗ればすぐに歯が白くなります

それに対してホワイトニングは、1回の施術に1時間はかかります。また1回で効果を感じられることもありますが、時間がかかることもあります。少なくとも、歯のマニキュアのように1回で真っ白になるということはありません

歯のマニキュアのメリット・デメリット

歯のマニュキュア

歯科医院でも市販品でも、歯のマニキュアを塗るともともとの歯より着色しやすくなります。

メリット

歯のマニキュアは、短期間で美しい見た目を実現するための画期的な方法として、多くのメリットがあります。以下に主なポイントを詳しく解説します。

即効性

  • 歯のマニキュアは施術後すぐに白さを実感できます。従来のホワイトニングで何回かの施術が必要ですが、マニキュアは即効性が魅力です。
  • 時間が限られた状況、例えばイベント当日やその直前にも対応可能です。

低コストで手軽

  • 歯科医院で行うホワイトニングに比べて、費用が抑えられることが多いです。また、市販品を使えば自宅で手軽に施術を行えます。

エナメル質に負担をかけない

  • 歯の表面を削る必要がなく、歯や歯茎への負担が少ないため、安全性が高いです。

痛みがない

  • 化学反応を伴うホワイトニングでは知覚過敏が起きる場合がありますが、歯のマニキュアではその心配がありません。

幅広い層に対応

  • 妊娠中や授乳中でホワイトニングができない方、歯の変色が軽度な方など、幅広い層に利用されています。

デメリット

歯のマニキュアには魅力的なメリットがある一方で、以下のようなデメリットも存在します。利用前にこれらを把握しておくことが重要です。

持続性の低さ

  • 歯のマニキュアは一時的な施術であり、食事や歯磨きによって剥がれやすい特性があります。持続期間は数日から1週間程度と短いため、長期的な白さを求める方には向きません。

自然な仕上がりに差が出る場合がある

  • 特に自己施術の場合、ムラが出たり、不自然な光沢が目立つ場合があります。歯科医院での施術に比べて市販品では仕上がりが劣る可能性があります。

歯垢や汚れの蓄積リスク

  • 塗布後にコーティングが不完全に剥がれると、歯垢や着色汚れの原因になる場合があります。

長期使用の制約

  • 頻繁に塗布を繰り返すと、歯の表面が荒れるリスクがあります。また、取り除く際にエナメル質にダメージを与える可能性があります。

適応範囲の制限

  • 深刻な変色や構造的な欠損がある場合、歯のマニキュアでは十分な改善が難しいことがあります。

歯のマニキュアの効果

歯のマニュキュア

歯のマニキュアは歯の表面に塗料を塗るだけなので、もとの歯を削ることはありません。神経の治療をした結果黒くなった歯でも、詰め物被せ物など人工の歯でも白くすることができます。

ただし、不自然ではあります。以前結婚式の写真撮影の為だけに行った患者さんがいましたが、写真ではきれいに見えていましたが…。

適している人と適していない人

歯のマニキュアは、次のような人に向いています。

  • 短期間で歯を白く見せたい方(結婚式、パーティー、面接などの特別なイベント前)。
  • ホワイトニングができない妊娠中や授乳中の方。
  • 軽度の歯の黄ばみや着色が気になる方。
  • ホワイトニングの高額な費用や長い治療期間を避けたい方。

一方で、以下のような方には不向きです。

  • 長期間の白さを求めている方。
  • 深刻な変色や構造的な問題がある方(クラウンや詰め物が必要な場合)。
  • 歯の健康に対する意識が低く、ケアを怠る可能性がある方。

注意点とリスク

歯のマニキュアを安全に、そして効果的に利用するためには、いくつかの注意点とリスクを理解しておく必要があります。短期間で簡単に歯を白く見せられる一方で、適切に使用しない場合や個々の状況に応じたケアが不足している場合には、問題が生じることがあります。

1. 施術後のケアが重要

歯のマニキュアを施した後は、日常的なケアが重要です。特に施術直後の扱い方によって、コーティングの持続性や仕上がりが大きく左右されます。

優しい歯磨きを心がける

歯の表面に塗られたコーティング剤は比較的薄いため、強いブラッシングや研磨剤入りの歯磨き粉を使うと、剥がれる可能性があります。柔らかめの歯ブラシを使い、丁寧に磨くことが推奨されます。

色の濃い飲食物を避ける

コーティング剤は、カレー、コーヒー、赤ワインなどの着色しやすい飲食物に影響を受けやすい場合があります。施術後数日間は、これらの食品や飲料を避けるのがベストです。

歯磨き以外のケアも重視

フロスや歯間ブラシを適切に使用し、歯と歯の間の汚れを取り除くことが必要です。コーティング剤が溜まった汚れとともに剥がれることを防ぐ効果があります。

2. 頻繁な使用は避ける

歯のマニキュアは短期間の使用を目的としており、頻繁な施術は推奨されません。継続的な使用にはいくつかのリスクが伴います。

歯の表面の荒れ

マニキュアを繰り返し塗布・剥がしすることで、歯の表面が荒れる可能性があります。これにより、歯垢や着色汚れが付きやすくなるリスクがあります。

コーティング剤の蓄積

正しく剥がれずに残ったコーティング剤が、歯の表面に蓄積することで、不自然な見た目や汚れの原因となる場合があります。この場合、専門的なクリーニングが必要になることもあります。

歯科医師との相談の必要性

長期間の使用を考える場合は、歯科医師に相談して安全性を確保することが重要です。市販品の成分や頻度に関するアドバイスを得ることが推奨されます。

3. 自己施術のリスク

市販の歯のマニキュアを使用して自己施術を行う場合、いくつかの注意点があります。専門家が行う施術とは異なり、仕上がりや安全性に差が出ることがあります。

塗布ムラや仕上がりの差

コーティング剤を均一に塗布するのは難しく、ムラが生じることがあります。不自然な見た目になる場合や、特定の部分が早く剥がれる場合もあります。

不適切な使用による問題

取扱説明書に記載された使用法を守らない場合、歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。特に過剰な塗布や、未乾燥の状態で触ることは避けるべきです。

コーティング剤の成分の影響

市販品の中には、刺激性のある成分を含むものがあります。これが歯茎や口内に悪影響を与えることがあるため、敏感な方は注意が必要です。

4. 持続性の限界を理解する

歯のマニキュアは一時的な効果を目的としています。そのため、持続期間が限られていることを理解した上で使用することが大切です。

施術後の剥がれやすさ

食事や飲み物、歯磨きなどの日常生活で剥がれることが避けられません。特に油分や酸性の食品はコーティングを弱める可能性があります。

効果の短期間性

歯のマニキュアの持続期間は一般的に数日から1週間程度とされています。長期間の白さを求める場合には、ホワイトニングやクラウンなど別の方法を検討する必要があります。

5. 個々の状況による影響

歯のマニキュアが適しているかどうかは、個々の歯の状態やライフスタイルによって異なります。以下のようなケースでは注意が必要です。

深刻な変色や欠損がある場合

歯のマニキュアはあくまで見た目を改善する一時的な方法であり、変色が深刻な場合や構造的な欠損がある場合には十分な効果が得られません。

知覚過敏の方

一部のコーティング剤が冷たい飲み物や酸性食品に対する感度を高めることがあります。知覚過敏がある方は慎重に選ぶ必要があります。

健康的な歯の維持が難しい方

歯磨きやフロスを習慣化していない方には、歯垢や汚れが蓄積しやすいため、歯のマニキュアは不向きです。

6. 専門家のアドバイスを求める

歯のマニキュアを安全に使用するためには、歯科医師のアドバイスを受けることが重要です。特に以下の場合には専門的な相談を行いましょう。

コーティング剤の選択

市販品を選ぶ際に、自分の歯や歯茎に適した成分が含まれているか確認が必要です。歯科医師に安全性を確認することで、安心して使用できます。

施術後のケアの指導

正しい歯磨き方法や飲食の注意点について専門家から指導を受けることで、効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐことができます。

その他の治療法の提案

歯のマニキュア以外にも適した治療法がある場合、歯科医師が最善の選択肢を提案してくれます。

まとめ

歯のキャラクター

ホワイトニングは、歯の色素を分解する化学反応を利用した、安全で効果的な方法です。歯科医院でのホワイトニングは特に高い効果が期待でき、歯を白くするだけでなく口元全体の印象を明るくします。

しかし、人工物には効果がないため、詰め物や被せ物がある場合は事前に相談することが重要です。ご自身の歯の状態や予算に合わせて適切なホワイトニング方法を選び、美しい笑顔を手に入れましょう。

この記事の監修者
医療法人真摯会 まつもと歯科吹田本院
理事長 歯科医師 総院長 松本正洋
1989年国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。日本抗加齢医学会 認定医日本歯周病学会

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