今回は「歯が痛い原因(治療後)」について書いていきたいと思います。
治療後に歯が痛くなる原因は?
【治療後に歯が痛い原因①】詰め物・被せ物によるもの
詰め物・被せ物の治療後に歯が痛い原因は、いくつか考えられます。
✔︎銀歯は熱を伝えやすいから
✔︎神経が敏感になっているから
✔︎噛み合わせが合っていないから
銀歯は熱を伝えやすいから
入れたのが銀色の詰め物や銀歯の場合。銀は熱を伝えやすいため、入れたばかりの頃は熱いものや冷たいものの刺激で、痛みを感じやすくなっています。これが原因である場合は、日が経つにつれて痛みは落ち着いてくるでしょう。
神経が敏感になっているから
虫歯の治療では、機械で虫歯になっている部分を除去していきます。そのときに生じる振動などにより、神経はダメージを受けてしまいます。こ
これが原因である場合は、日が経つにつれ痛みは落ち着いてくるでしょう。ただこの場合は神経が関わっていることなので、回復に時間を要することがあります。
噛み合わせが合っていないから
詰め物や銀歯などを入れた後、噛み合わせの調整をします。しかし入れた直後は完璧に合わず、噛み合わせが高くなってしまうことがあります。一般的には数週間ほど使用していれば徐々に馴染んできます。
これが原因である場合は、歯科医院で噛み合わせの再調整をしてもらいましょう。それにより痛みは落ち着くと考えられます。
【治療後に歯が痛い原因②】神経の治療によるもの
神経や細菌が残っているから
神経の治療の後は、痛みの原因となっている神経が完全に取りきれていない、あるいは細菌が取りきれておらず、痛みが出ることがあります。いずれにおいても、取り残しているようであれば治療をやり直す必要があります。
歯の神経の治療は、歯の根っこの形によってはとても難しい治療となることがあります。痛みが続くようであれば歯科医師に相談しましょう。
治療後に歯が痛いときの対処法
痛みに耐えられない場合は無理せず歯科医院に相談しましょう。
次の予約までの間は、痛み止めを服用して様子を見ましょう。処方されていなければ、市販の痛み止めでも構いません。次回の予約が入っていない場合や、痛みが強い場合は予約を待たずに歯科医師に相談しましょう。
また、熱いお風呂に入る・飲酒などは血の巡りが良くなり、治療後の痛みを強める原因となります。痛みがある時はお風呂はシャワー程度にとどめ、飲酒も控えた方が良いです。また痛い歯をむやみに触ることも細菌感染の原因になるので、控えるようにしましょう。
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痛み止めの使用: 市販の鎮痛剤を使用することで、一時的に痛みを和らげることができます。ただし、長期間使用する場合は医師に相談することが必要です。
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冷湿布の使用: 外部から冷やすことで、炎症を抑え、痛みを緩和する効果があります。特に腫れがある場合に有効です。
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塩水うがい: 温かい塩水でうがいをすることで、口腔内の炎症を抑えることができます。1日数回行うと効果的です。
おかしいな?と思ったら歯科医に相談しましょう
痛みや腫れが収まらない場合は、我慢せずに歯科医院に連絡しましょう。
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再診の必要性・・治療後に痛みが続く場合は、早めに歯科医を再度受診することが重要です。再診により、問題の特定と適切な対処が行われます。
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痛みの原因の特定・・歯科医は痛みの原因を特定し、必要に応じて追加の治療や調整を行います。患者さん自身で判断せず、専門家の意見を仰ぐことが重要です。
治療後の歯の痛みに関するQ&A
銀歯や詰め物が原因です。銀は熱を伝えやすく、刺激によって痛みを感じます。神経のダメージも原因です。虫歯治療で神経が刺激を受けるため、痛みが生じることがあります。噛み合わせの調整が必要な場合もあります。
神経の治療では、残っている神経や細菌が原因となって痛みが生じることがあります。
歯の痛みが落ち着くまでには個人差がありますが、一般的には時間が経つにつれて痛みは軽減していく傾向があります。
治療後の歯の痛みまとめ
歯が痛いから治療をしたのに、治療後も痛いと歯科医師を疑ってしまいますよね。しかしそれらの多くは、時間が経てば楽になります。少し様子を見て、痛みが変わらないようであれば歯科医院に相談してみましょう。