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インプラント・入れ歯

インプラントやブリッジにする人ってどれくらいいるの?

インプラントやブリッジにする人ってどれくらいいるの?

まつもと歯科 理事長・総院長 松本 正洋

歯を失ったときの治療法として、インプラントやブリッジは多くの人に選ばれています。統計データをもとに、インプラントとブリッジの利用者数や選ばれる理由を比較し、それぞれの治療法がどのような場面で適しているのかをご説明します。

インプラントブリッジの特徴、メリット・デメリットの比較はこちら

https://matsumoto.or.jp/toothteeth/implant-bridge-core/

インプラントの割合について

アルファベット

インプラントがいかに良いものか説明されても、それが本当なのか、それで実際にインプラントを入れている人はどれくらいの割合でいるのか、気になりますよね。割合として知ることで、インプラント治療をもう一度客観視することができます

インプラントを使用している人の割合

2012年に行われた厚生労働省の調査によると、インプラントを使用している人の割合は2.6%とされています。具体的な人数に換算すると、300万人近い方が歯のインプラントを入れているということ。

300万人と聞くと多いですが、まだまだ割合的には少ないです。インプラントはメリットが多くありますが、保険がきかないため費用が高額になります。またセルフケアも難しく、インプラントを入れた後のメンテナンスも重要です。ゆえに治療期間はほかの治療よりも長いです。

歯科インプラント治療は、日本ではまだ普及率が低く、費用が高いことや手術のリスクなどが主な理由とされています。東京医科歯科大学病院のデータによると、年間のインプラント手術件数は比較的多いですが、全体的な普及率は低いままです。インプラント治療は、骨の移植手術を必要とする場合があり、患者にとって負担が大きいことが選択を控える要因となっています。

普及率が比較的低い理由としては、以下の要因があげられます。

  • 費用が高額であること(1本あたり30〜50万円程度が相場)
  • 外科手術を伴うため心理的なハードルが高いこと
  • 骨量が不十分な場合には追加治療(骨造成など)が必要になること

インプラントを使用している人が多い年代

歯のインプラントを使用している人が、割合的に最も多かった年代は65〜69歳

インプラント治療を行う歯科医院は年々増加していることでしょう。しかしセルフケアに対する意識も年々高まってきているように思います。そのため、インプラントを使用する人の割合が今後劇的に増える・・・ということは考えられにくいかもしれません。

インプラント治療の中で、最も重要なのは治療後の「メンテナンス」です。どんなに高級なインプラントを入れても、どんなに腕のいい歯科医師が手術をしても、メンテナンスを怠ればインプラントの周囲の歯茎に周囲炎を起こすリスクが高まります。

インプラントが選ばれるケース

インプラントは以下のような状況で選ばれることが多いです。

  • 健康状態が良好で、十分な骨量がある患者さん。
  • 審美性や機能性を重視し、できるだけ自然な見た目や噛み心地を求める方。
  • 長期的な視点での治療費を許容できる方。

インプラントの特徴、メリット・デメリットはこちら

https://matsumoto.or.jp/toothteeth/implant-bridge-core/

ブリッジの割合について

数字

ブリッジは、歯を失った箇所の両隣の歯を削り、それを支えに人工歯を固定する方法です。歴史が長く、多くの患者さんにとって馴染みのある治療法です。

ブリッジを使用している人の割合

インプラントよりも手軽で身近であるブリッジブリッジを使用している人の割合は全体のおよそ35%と言われています。およそ2%というインプラントに比べると、ブリッジはかなりの割合で使用されています。

厚生労働省が行なっている調査からもわかるように、現段階では歯を失ったときの第一選択肢として選ばれるのがブリッジです。

ブリッジにもメリットがある分デメリットがあります。しかし基本的には保険がきき、インプラントのような手術も必要ありません。これらの点から、インプラントよりも選ばれやすいと考えられます。

ブリッジ治療は保険が適用されるため、治療費が比較的安く、多くの患者が選択しています。東京歯科大学の情報によると、ブリッジは欠損している歯の両隣の歯を削り、連結した人工歯を被せる方法で、治療期間も短く済むため選ばれることが多いです。しかし、支えとなる歯に負担がかかるため、長期的にはこれらの歯にも影響が出る可能性があります。

ブリッジが選ばれるケース

ブリッジは以下のような場合に選ばれることが多いです。

  • インプラント治療が難しい場合(骨量不足、全身疾患など)
  • 短期間で治療を完了させたい場合
  • 費用面でインプラントが難しい場合

ブリッジの特徴、メリット・デメリットはこちら

https://matsumoto.or.jp/toothteeth/implant-bridge-core/

ブリッジを使用している人が多い年代

歯のブリッジを使用している人が、割合的に最も多かった年代は65〜69歳

ブリッジは両隣の歯を支えとして使用するもの。失った歯の本数が少ない場合(1本だけなど)に適用されます。それに対して、失った本数が多い場合は入れ歯が適用されます。

インプラントかブリッジかを決めるポイント

どちらを選ぶかは、以下のような点を考慮して決まります。

  1. 患者さんの健康状態
    インプラントは十分な骨量と健康な歯茎が必要ですが、ブリッジは条件が厳しくありません。
  2. 費用面
    インプラントは治療費が高額になるため、予算に応じて選択が変わります。
  3. 治療の目的と優先順位
    自然な見た目や噛み心地を重視する場合はインプラント、コストや短期間での治療を優先する場合はブリッジが適しています。

自分に合った治療法を選ぶには

歯を失った場合、治療法を選ぶのは非常に重要な決断です。インプラントやブリッジ、義歯(入れ歯)など、複数の選択肢がある中で、自分に合った治療法を選ぶには、いくつかのポイントを考慮する必要があります。

1. 現在の健康状態を把握する

治療法を選ぶ上で、まずご自身の全身および口腔内の健康状態を確認することが必要です。

口腔内の状態

  • 骨の状態:インプラント治療には十分な骨量が必要です。骨が足りない場合は骨造成手術が必要になることもあります。
  • 歯茎の健康状態:歯周病があるとインプラント治療が難しい場合があります。
  • 隣接する歯の状態:ブリッジの場合、支えとなる隣接歯が健康であることが重要です。

全身の健康状態

  • 糖尿病や心疾患など、全身疾患を抱えている場合、インプラント手術がリスクを伴うことがあります。
  • 喫煙者の場合、インプラントの成功率が低下する可能性があるため、禁煙が推奨されます。

2. 費用面を考慮する

治療法によって費用は大きく異なります。自分の予算に合わせて選ぶことも重要です。

費用の目安

  • インプラント:1本あたり30〜50万円程度(自費診療)。
  • ブリッジ:保険適用の場合、数千円から数万円程度。ただし、保険適用外の素材(セラミックなど)を選ぶと費用が高くなることがあります。
  • 義歯(入れ歯):保険適用で数千円〜数万円、自由診療ではさらに高額。

費用を抑えるためのポイント

  • 保険診療と自由診療の比較:保険診療で十分な機能を果たす治療法も多くあります。一方で審美性や耐久性を重視する場合は自由診療が適する場合も。
  • 長期的な費用対効果:インプラントは初期費用が高いものの、長期間使用できるため、トータルコストで見ると有利な場合があります。

3. ライフスタイルや希望を考える

日常生活や自分の優先事項に合った治療法を選ぶことも重要です。

  • 噛む感覚の重視
  • 見た目の重視
  • 治療期間とスケジュール

4. 歯科医師に相談する

適切な治療法を選ぶには、歯科医師のアドバイスが欠かせません。診察を受けた上で、治療法のメリット・デメリットを十分に理解することが大切です。

相談時に確認すべきポイント

  • 口腔内の状態に適した治療法かどうか
  • 各治療法の具体的な流れと期間
  • 費用や保険適用の有無
  • 長期的な維持管理の方法

5. 治療後のメンテナンスも考慮する

どの治療法を選んでも、治療後のメンテナンスが重要です。適切なメンテナンスができない場合、治療の効果が十分に発揮されない可能性があります。

まとめ

✔︎インプラントを使用している人・・・2.6%

✔︎ブリッジを使用している人・・・35%

比較されることが多いインプラントブリッジですが、実際にそれらを利用している人の割合には大きな差が出ました。ただ、このデータは2012年のものですので、現在はインプラントをされている方がもっと増えていると思われます。

利用者の割合が少ないインプラントが悪く、割合が多いブリッジが良い、というわけではありません。どちらにもメリットがあり、デメリットがあります。それにかかる費用手間などを考慮し、インプラントとブリッジの割合には大きな差が出ているのだと考えられます。

この記事の監修者
医療法人真摯会 まつもと歯科吹田本院
理事長 歯科医師 総院長 松本正洋
1989年国立長崎大学歯学部卒業。1989年歯科医師免許取得。1998年医療法人真摯会設立。日本抗加齢医学会 認定医日本歯周病学会

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